手術室へ移動

リカバリールーム(といってもナースステーションのすぐ近くに配置された部屋)から病室に戻ったのはホントは8日。
取り敢えず7日の日記をこの日に記す。
看護婦さんから「手術に対して心配だろうから、テレビに出てくる手術室を見に行くくらいの気持ちでいるといいよ」みたいなことを、お昼頃にいわれる。男性の看護士から、手術に向け全身麻酔の説明を受ける。手術の様子を見ながら、麻酔を行い、手術が終わったら、麻酔から醒める薬剤を使うので、意識が戻った時に、声かけるから、手を握るなりなんなり、反応を示すように、と予めにガイダンス。そんなことをいわれてもできるんかいな、と思いつつも説明を聞いていた。でも、病室までやってきて説明してくれるのはちょっと安心。

時間になって、看護士さんたちが部屋にやってきて、ベッドごと移動。横になりならがらの移動って何だか不思議な感じ。もうこっからテレビのドラマのような気分。
手術室前で、主治医の先生や看護士さんがスタンバってた。先生から「どのような手術をすることになっているか」みたいなことを聞かれる。「え?開腹手術ですよね」なんて答えてたら、それを補う形で先生の方から手術内容の確認をし、同意を求められた。そういうやりとりって煩わしいような何だか不思議な感じだったけど、後から今の時代らしいなあと納得が行く。
その後手術室に運ばれ、病室のベッドから手術台に自分で移動。

麻酔の注射を打ってもらってすぐまぶたが重くなる。そのあとすぐ落ちたと思われる。

意識が覚めた時は痛さと寒さと意識の半混濁とで騒いでたような。ナースステーション近くのスペースで一晩様子見となる。
意識がはっきりしてきた時には寒さで体がブルブル震えていた気がする。
その後は周期的に来る吐き気で何時間か苦しむ。何にも食べてないのに嘔吐したくなる。吐き気の度にナースコール。
吐くとお腹の傷口も痛むし、辛いのなんの。一度ゲーゲーやるとしばらくは楽だったけど。一晩中そんな感じでした。しまいには、胃液を絞り出すように吐いてた。しんどかった。