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地下三省堂にて
歌舞伎の舞台評論をしている人という程度の認識はあったので、平積みでこの本見かけたときは驚いた。推理小説を書く人でもあったんだ。
どんなもんなんだろうとあまり期待もせずに買ってみたけど、帰りの電車でもう少しで乗り過ごしてしまいそうになったくらい面白い。文の運びがなんだか心地いいリズムだし、本筋とは離れた所の細かな歌舞伎ネタがツボにはまったりして、楽しめる作品。全５巻での刊行予定だそうで、これは全巻揃えちゃうかも。